さくらちゃんとは、次回も行こうとしっかり日程は決めていたので、誘いのメッセージはさくらちゃんの方から来ました。
今から思うと、予定をできるだけ先に決めて、次々と他のおじさんとアポを取っていたのだろうと思う。結構たくましいパパ活女子でした。
お店についてはこちらが提案する約束である。ウニの次はかきにいこうねという話をしていたこともあって、普段から店を探していたところ、運よく貝専門店でかきのカンカン蒸しという看板を見つけた。
約束の日は師走の忘年会シーズンでもあるので、その店に決めて、さくらちゃんとは忘年会という設定とした。
当日、この日も、「仕事が長引いてすこし遅れる」とメッセージが入る。いつも待たされているなと思いながら、10分ほど約束の場所で待っていると、急いでいるそぶりもなくさくらちゃんが現れた。こちらを見つけてニコっとされるとすべてを忘れて許してしまう。
知り合いにばったり会った時どうする
待ち合わせ場所から、お店まで少し距離があったので、たわいもない会話をしながら店に向かったが、前方から見慣れた姿の人が歩いてくる。知り合いだ。「やばい」
この関係はいわずと知れた二人だけの秘密である。お互い墓場まで持っていくことが前提である。「さあ、どうする」
結果的には、この時は、相手は気づくことなく過ぎ去っていったのでした。気づかれても「○○社の○○さんです。今日は合同で忘年会なんですよ」と言えば大丈夫だったと思いますが、とっさに対応できるかはわかりません。
不測の事態に備え、二人で口裏合わせをしておくことがよかったのでしょうね。今日で4回目のデートです。その辺は話せる仲にはなっているはずだったと思います。
この時は、うまくやり過ごせたので、さくらちゃんには言わなかったのですが、今後のこともあるので少し考えてみましょう。
姫が、社会人の場合は、取引先の人とか言えば何とかなるのでしょうが、姫が学生で、カジュアルな格好だと、こちらがスーツ姿ではその違和感は想像以上ですので、どういった言い訳で成立させるのか難しいですね。
いつも、それっぽい(パパ活?)カップルを見ていて思うのですが、おじさんの雰囲気は隠せないです。どうしても歳の差が違和感としてにじみ出ています。この違和感を知り合いでなくても感じているはずです。
さて、飲食店ならともかく。ホテルで二人でいるところを見られるとアウトですね。現地集合現地解散とか、別々に店や部屋を出るとかいろいろ対策はあっても、100%なんてありえません。
そもそも、そんなリスクがあることを理解し、墓場まで持っていく覚悟で、お互いのメリットを求めているのですから、ここは堂々と受け入れるしかないのでしょう。
誰もが、「そんなことが心配なら、こんなことことするよ」というでしょう。私もそう思うし、あなたもそう思うはずです。
茶飯だけでは限界があるのか
お店に入ると、この日もカウンターに案内される。4連続のカウンターで、話はしやすいはずなのに、今日こそ落とさなければという気持ちも半分あって、今までのように話がつながらず、少し会話がとぎれとぎれになってしまう。
さくらちゃんも、この前は早く帰るからと気を使って飲んでくれていたが、今日はどこかブレーキがかかっている。
店はと言うと、明らかに、お客さんに対して接客の人数が足りていない。せわしない雰囲気が客にも伝わってくる。
食事については、いろんな産地のかきを食べることができて、大満足の二人ではあるのだが、お店のせわしない雰囲気に影響されたのか、会話の盛り上がりに欠ける二人だった。
確かに、食べ物屋だけで会って2時間余りを共有するだけでは、話すネタも切れて来て、新しい話題もそんなに見つからないのかもしれない。その時は思わなかったけど、茶飯だけの関係では長続きしないのかもしれないですね。
茶飯姫と茶飯おじさんから脱するには
茶飯からセカンド(大人の関係)に行くには、そのことを言わなければなりません。姫から提案してくることなどまずないでしょう。
私の経験から、早い段階で白か黒かグレーかを確認しておいた方がいいと思います。顔合わせで条件を提示して、お互い白と黒をはっきりさせる。これが、一番いいのかもしれませんが、私は、恋人気分を味わいたいから、そこまでドライにはなれないのですが。
しかし、この苦い経験から、その後は、最初に会う日に仲良くなればアリかどうかは確認することにしました。
4度会っても何も言わないと、姫も、このおじさんは、茶飯おじさんなのだと思ったのかもしれませんし、どう思っていたのかは今もわからずです。